日本および海外資本のサイトから模倣品を排除するための対策の継続及び強化
委員会:
知的財産権進捗:
進展なし
作成日:
海外資本のBtoCサイト及び一部の日本資本のCtoCサイトは、権利者と連携する姿勢を示しもしくは維持しつつも、AIやコンピュータ・システムによる画像情報の分析で模倣品を検出・排除をしようとの試みに重きを置いているもしくはシフトしようとしていると思われる。
模倣品の種類や販売方法は日々変化しており、それらの情報は権利者・消費者がサイト運営者より早く感知する。そもそも、模倣品を検出・排除するためのAIもしくはコンピュータ・システムが有効に機能するかどうかも分からない。特に「AI」については懐疑的にならざるを得ない程度の実力しかないと認識している。
であるならば、前述した本人確認の強化や購入者のクレームの収集、権利者からの削除依頼から得られる侵害情報の活用、悪質な利用者のブラックリスト化等の従前から行っている対策について再度検証をし直すし、更に強化すべきであると考えられる。
提案
- 権利者とサイト運営者との関係構築のために、既に、政府は、サイト運営者と権利者の模倣品対策を協議する場への未参加の運営者に対する合流の呼びかけに努めてくれているが、今後もこの施策を継続すべきである。特に、海外資本の運営者に対する呼びかけについて強化をして頂きたい。その場において、とるべき対策についての意見交換などを積極的に行い、個々のサイトが有する営利的な観念を可能な限り排除し、社会としての共通認識を再構築すべきである。