アルコール飲料ガイドラインと内容表記

委員会:
酒類
作成日:
2021年3月、内閣決定により国税庁は、酒類のボトルや缶にアルコール度数をグラム単位で表示することを速やかに検討すべきとされた。この決定を受けて、厚生労働省は2024年2月に「健康に配慮した飲酒に関する指針」を公表した。これらのガイドラインは、有害なアルコール消費に関連する潜在的な健康リスクを詳細化し、アルコールを消費する際に個人の健康状態を考慮する必要性を強調している。ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める純アルコール摂取量の閾値を次のように定義している:男性:1日あたり40グラム以上女性:1日あたり20グラム以上ガイドラインはアルコール関連の健康リスクを理解するための枠組みを提供しているが、製品包装に純アルコール含有量をグラム単位で表示する方法に関する具体的な詳細は、まだ確定していない。

提案

  • EBCは、日本政府による特定のガイドラインの実施を支援する。
  • EBCは日本に対し、アルコール含有量の表示単位について国際基準に従うよう要請する。これにより消費者にとって一貫性と明確性が確保される。
これらの措置は、日本のアルコール消費ガイドライン及び表示慣行を国際保健基準と整合させ、消費者の間で情報に基づいた責任ある飲酒習慣を促進する上での良好な進展を反映している。
  • EBCは日本が実施した具体的なガイドラインを支持し、アルコールグラム表示について国際基準に従うよう日本政府に要請する。