外国銀行代理業
委員会:
銀行業務進捗:
進展なし
2008年に外国銀行代理店業務制度(FBAB)が導入された。それまで、日本の銀行業務法では、日本と外国双方の銀行によって提供されてきたクロスボーダー銀行業務に関する規定が明確に規定されていなかった。
日本の銀行は単純な通知のみで済む一方で、外国銀行は、日本国内での支店や本店を代表して代理業務や仲介業務を行う場合、すでに日本で銀行業のライセンスを持っているにもかかわらず、金融庁から特定の承認を得る必要がある。
2017年には、外国銀行が支店単位ではなく、複数の支店に対して一度に承認を得ることを認める部分的な緩和が行われた。しかしながら、日本で認可されたこれらの外国銀行は、代理業務を行う海外支店ごとの詳細なプロフィールを更新する必要性を含むさまざまな要件に引き続き従う必要がある。この要件は、特にグローバルに事業を展開する大規模な機関にとっては厳しいものである。その結果、外国銀行はFBABの対象となる支店の選択に制限を加える傾向がある。
他の主要国では、当初の銀行業務免許に加えて別の免許/承認を必要とするような制度はなく、現行の規則は、外国銀行が日本の顧客に適合した業務を提供する上で不必要な制約を与えている。
提案
- 日本は、国際金融センターとしての認知度を高めるため、制度を根本的に見直すべきである。