国際的な車両型式相互承認(IWVTA)の導入

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自動車
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政府は完全なIWVTAの実現にむけて当局のイニシアチブにより基準・認証の国際調和が年々進み、多くの非関税障壁が削減されており、当局には感謝している。ただ、国際調和が進んでいるが、2018年7月に導入されたIWVTA制度の導入後もIWVTAの対象となる装置の基準調和が乗用車の排ガス・燃費・電費(UN-R154)のように不十分である他、車両全体の型式認可を取得するには依然としてIWVTAの対象となっていない装置・システム等も存在すること等からIWVTA(UN-R0)の活用が進んでいない。また、実務上の課題も残っており、当局とともに認証実施要領等の認証手続きの見直しに着手している。

提案

  • 日本は、完全な車両型式認証の相互承認制度を早期に目指すべきである。
  • IWVTAを目指した同一車両型式の定義等の日本独自要件の国際調和等による削減を行うべきである。
  • さらには、海外で取得した装置型式認定を活用した型式指定検査の合理化を進めるべきである。