宇宙ゴミおよび宇宙状況監視
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宇宙進捗:
若干の進展
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地球上の資源が重要であるのと同様、地球近傍の宇宙空間は社会にとって要となる資源である。宇宙ゴミは現在の宇宙システムや将来プロジェクトのための資源を脅かす脅威である。新しい小型衛星群などのプロジェクトは、強力な宇宙状況監視を不可欠なものとしている。固体ロケットより噴出される燃焼ガスからマイクロデブリが発生する可能性があるため、固体ロケットを小型基幹としている日欧は共通の問題を抱えている。日欧ともに宇宙ゴミ政策に関しては先導的な立場にあり、宇宙環境の保全に対する意識は高い。
提案
- 宇宙状況監視に関する日欧の協力の範囲を引き続き拡大すべきである。
- 日本と欧州は、EDT(導電性テザー)を用いた宇宙ゴミ除去に関する協力協議を開始した。JAXAの強力な支持が期待される。
- 我々は、日本及び欧州が、固体ロケットの燃焼ガスによる土壌汚染問題、軌道上に生成する可能性がある微小な宇宙ゴミについて政府レベルで協力を検討することを提言する。