打上げ機

委員会:
宇宙
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欧州と日本は、ほぼ同時にそれぞれの次世代大型打上げ機アリアン6とH3を開発している。双方は、競争力を維持するために強化版を開発する必要があるだろう。多くの開発品目が同じになるので、協力することはお互いにメリットがある。 両者の宇宙機関は、すでに将来強化されるいくつかの項目について協力している。政府衛星の打上げの遅れを減らすためのバランスのとれた相互バックアップ協定の計画はかつて日本の宇宙当局によって前向きに評価されたが、政治的指導力が欠けていたため、合意の見通しは立っていない。

提案

  • 欧州及び日本は、それぞれの新世代打上げ機の発展型開発における産業協力を推進すべきである。アリアン6の開発にあたって欧州の産業界の再編成が行われ、開発主契約企業としてアリアングループが設立されたことは、民間主導の開発協力の実現を容易にする。
  • 政府の衛星計画は、スケジュール通りの打上げをますます必要とする。EBCは日本と欧州に対し日欧の衛星打上げ機の間の効果的で正式なバックアップ協力を実現するよう要望する。