国内標準化
委員会:
鉄道進捗:
新規
2024年7月、JR東日本とJR西日本は、在来型鉄道車両における機器の共通化に向けた取組みを発表した。これにより、鉄道輸送事業の維持・発展を図るとともに、安定輸送の確保に努めていく。このイニシアティブは、旅客行動の変化、労働力不足の拡大、国内の生産能力の低下など、国内鉄道市場の制度的な変化に一部対応している。EBCは、このイニシアティブを極めて肯定的な第一歩ととらえ、他の日本の鉄道事業者がこのイニシアティブに参加するか、又は独自の整合化イニシアティブを確立することを期待する。
提案
- EBCは、両事業者のイニシアティブを賞賛し、成功を確保するために必要な支援をすべて行うよう提言する。
- より多くの事業者は、このイニシアティブに参加するか、日本が基準の整合化から十分な恩恵を受けることができるように、独自の標準化プロジェクトを立ち上げなければならない。
- 開発された基準は、欧州のサプライヤーがそれを満たし、それを上回ることができるように公開されることが不可欠である。
- 日本の当局は、公表されたイニシアティブの完了を促進するため、また、今後、他のイニシアティブを促進するため、積極的な役割を果たすべきである。