開発優先度の高いワクチンの開発促進と定期接種化の議論の早期化
委員会:
ワクチン進捗:
進展
「定期接種化に関する検討の迅速化を図るため、開発後、薬事承認前から必要な情報の収集や整理を開始し、薬事承認後速やかにファクトシートの作成依頼ができるよう検討する。この検討において、不足している知見を特定し、当該知見が創出されるよう、JIHSを含む、研究機関や学会等の専門家と連携する。また、早期実用化支援としてPMDA相談等の薬事上の対応を検討する。」と次期基本計画見直し案にある。EFPIAを含むワクチン関連4団体の「開発優先度の高いワクチンの取り扱い」で継続して訴えてきた必要なワクチンの定期接種化へ向けての早期からの検討に関して、次期基本計画に盛り込まれたことは成果である。また、現在改定基本計画に合わせて次の開発優先度の高いワクチンの選定をしており注視する必要がある。EFPIA加盟会社では、帯状疱疹ワクチン、高用量インフルエンザワクチン、RSウイルスワクチン等が既に選定されている。
提案
- 定期接種の予見性向上は、国の骨太政策の一環に組み入れられつつあり、定期接種化の明確な基準と、ワクチンが承認される前から定期接種の議論を開始ができる体制づくりを推進していく。また、次の基本計画には定期接種に係る財政的インパクトに触れられており、EFPIAとして財政的な障壁に関わらず日本国民が予防できる疾患から予防接種で守られる環境づくりを提言していく。